電車の中の風景 ?

2002年5月15日
小3くらいの男の子とそのお母さんが座っていた。

男の子は絶え間なくお母さんに話しかけている。
でも彼の目は、外の流れる景色をずっと追いかけるのに忙しい。

話す内容は他愛もないこと。
「“ビックリマーク”は英語だとなんて言うの?」とか
「お母さんの“お”と“〜を・・・”の“を”って読み方同じでどうして字が違うの?」とか


小さな彼の今の流行りは
「そうなの?絶対?賭ける?誓う?」
って台詞らしい(笑)
白髪交じりのお母さんは子供にしつこく質問されても
てんで相手にせず。
「賭けない。誓わない」「知らない」


7歳くらいの この子の中にある
数えるくらいの言葉と知識を必死に総動員して
目が回るくらいの色んなことを
自分でやっつけようとしている。

そしてまだまだ足りないから
もっと貪欲に『言葉』を欲しがってるのだろう。


新しく導入した一つの言葉を(それが「誓う」とかなんだろうな)
うれしそうに振りかざしてる
ガキんちょ(笑)



なんかねー
恋人の実家で彼の昔の写真見せてもらったもんだから
最近小さい子見ると
ど〜〜〜〜しても彼にダブらしてしまう傾向があるんだよね(苦笑)


その頃の彼は本っ当に小憎ったらしかったんだろうなぁーー
多分その頃会えば3回はゲンコでグリグリしてると思われる(笑)




いつか
子供が出来て

あのくらいの 上見て駆け回ってる年齢になった時


紙と鉛筆を用意して
1歳につき1cmの線を書かせて

7歳だったら7cm。
(その頃私は30ちょっとか?)

そして自分の線と私の線を比べさせてやる。





今   お前は
この長さ分の世界を見ているんだよ


そして僕はその3倍


お前が
僕と同じ長さになった頃お前は

どれくらいの世界を手に入れてるのだろう
と。

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