今日の日記

2002年7月15日
最近なついてきた
後輩の男の子がいる。


人見知りするけど一旦なつくと傍にいたがった。
私の傍から離れないその子は
口元と声だけで笑いながら
目は遠くを見てた

から、

昔の自分を見ているようだった。
なんだか苦笑してしまった。



『心の中で、常に一線引いてる状態ですよね』

『“知人”って言うんですよ。誰に対しても』

彼の心情はよく知ってる。
こころの中でちょうど2層の円い空間がある。
上はとても広くどうとでも伸び縮みできる。
だけど薄っぺらでほとんど色がない、
オゾン層みたいなやつだ。

そして下の部分は“実際の中身”
自分の許容範囲だ。
それがとても小さく縮こまっている。
人ひとり分くらいの大きさ
その中に自分がいる。

自分しか いない。
親しい人も、知人も、分け隔てなく
『期待してない』。
そんな感じ





いつか言ってあげようか

月夜に2人で、
晩酌しながら


「ばぁか。それはね、
 アタマの悪い生き方なんだよ。
 結局は
 
 
 行きつくとこに
 行きつくだけだ。」



渇いてるなら水を少し分けてやってもいい。
僕は随分もらったから。
寂しいなら聞いてやってもいい。
君は随分声を殺してきただろうから。

もう一人入るくらいの余裕置こうぜ
その層の中に

それなら辛くなった時
荷物を半分持ってもらえるでしょう?



世の中は0と1だけじゃない
だから0に逃げこむことはないんだよ




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