久しぶりに2人でデート
台風のおかげでじっとり雨。
風ひとつなくかなり蒸し暑い日だった。
珈琲豆を買った。近所の小さな専門店で
こじんまりとした空間が好きだ。
自分もその中に埋もることが出来そうで
木の椅子みたいなフリして
手を繋いで歩く
小学生の遠足みたいに
今日は風が吹かない
日常
他愛も無い事
それでいいと思えるこの瞬間はいつまで続くのだろう
今の自分のほとんどを私に費やしてるという彼はわたしを失うことをとても怖れていることを知っている。
半年先の話をする
2年先の約束をする
そんな彼がひどく切ない
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